◎お座敷での “たしなみ”

お座敷に芸妓をお呼びいただく際は、初めての方でも安心し、リラックスしてお楽しみください。そして皆さまが快適にお過ごしいただけますよう相互の思いやり、ご配慮もお願い致します。

身だしなみは、かしこまる必要はありませんが背広またはジャケットは用意しておきましょう。Tシャツなどの襟のないもの、半ズボン、ジーンズは避けたほうが良いでしょう。お座敷では靴を脱ぐため、清潔な靴と靴下を履きましょう。素足はご遠慮くたさい。

芸妓は伝統文化を伝承する担い手です。芸妓が唄や踊りを披露する時は、一旦、お話やお食事を中断し、ご堪能ください。

芸妓との会話では、思いやりと親しみを込めて名前(芸名)で「〇〇さん」、または「お姉さん」と呼びましょう。芸妓は食事は口にしませんが、お酒はいただきます。お勧めして、どうぞ懇親を深めてください。

「とらとら」などのお座敷遊びが始まったら、大いに盛り上がり、ご一緒に手拍子などしてお楽しみください。

お座敷には和室ならではの作法や身のこなしもございます。「上座、下座」の位置関係などのご不明な点は、料亭の女将さん方にご遠慮なくお尋ねください。

◎芸妓ことば

お座敷をよりお楽しみいただくため、たくさんある芸妓特有のことばの中から以下、ピックアップしてみました。ご参考にしてください。

・地方(じかた)=唄・三味線を担当する芸妓

・立方(たちかた) =踊りを担当する芸妓

・余興(よきょう) =黒紋付

・花代(はなだい)= 玉代